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天文学における星座

これまで説明してきたように「天文学における星座」は時代の流れとともに変革されてきました。
現在の星座は、すべて赤経・赤緯の線に沿った境界線で区切られ、その結果、黄道上の「さそり座」と「いて座」の間に「へびつかい座」の部分が存在するようになりました。
ここで各星座の範囲と天の黄道の境目の部分をよく観察してみると、距離の長い星座や、狭くなった星座もあります。
そういったことから1年を均一に13等分する方法ではなく、天の黄道における各星座の範囲とする点も13星座方式の特徴になります。
言い換えれば星座ごとの日付けの区切りは、均等に約30日とはされずに、天の黄道上における幅の広い星座はその分だけ日数が多くなり、狭い星座は日数が少なくなるといった方法が取られています。
少し説明が複雑に感じるかもしれませんが、この方式を基本に考えられたのが、13星座星占いということになります。
私たちが何気なく参考にしている星座星占いにも、深く掘り下げてみると、そこには発案者のきちんとした理念があるようです。
知れば知るほど星空の魅力に引き込まれ、空を見上げる時間も長くなりますね。

天球・天体・座標

星座についての説明をする上で、天体というものを切り離して考えることはできません。
そこで、「天球・天体・座標」についてお話ししたいと思いますが、地球から見えている、いろいろな星は、それぞれ距離が違います。
どの星も、気が遠くなるような非常に遠くにあるので、私たちのようなちっぽけな人間の目には、すべての星はちょうどプラネタリウムのように、大きな丸天井の内側にへばりついているように見えています。
そこで、地球を中心とする、この大きな仮想の球のことを天球と呼び、星の位置は天球上の「みかけ」の位置であらわしています。
このように、地球は天球の中心にありますが、天球の巨大さにしてみれば、地球の大きさというものは、問題にならないほど小さいものなのです。
従って、地球の表面で生活している私たちは皆すべて、天球の中心にいると考えても差し支えがないことになります。
次に、天体の位置をあらわす方法には、赤道座標と地平座標のふたつの方法があります。
どのような違いがあるかを知ることは興味深いことになります。